東京モーターショー2007

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BMWコンプリート:BMW M3 セダン

「駈けぬける歓び」をモットーとするBMWは、このキーワードをベースに「EffcientDynamics and Passion」(=走る歓びを最小限のエネルギーで追求する)を大きなテーマとし、これを実践するモデルとしてX6アクティブハイブリッド、バイ・フューエルシステムを用いるハイドロジェン7を展示。加えて、ワールドプレミアとなったM3セダン、Concept 1Series tiiをはじめ、計6台のモデルをお披露目。中でも私が注目したのは……



パフォーマンスと快適性の両立。ニーズを具現化するM3セダン。

文句なくニューM3セダンだ。
つい先頃、国内デビューを果たしたM3クーペのパフォーマンス、際立った運動性能の高さは私が担当するBMWコンプリート誌でのテストでも実証されている。0→400m加速は、実に公表値である13secを下回る、12.98secを記録し、4リッターのV8エンジンの力強さが立証された格好になっている。そしてこのユニットをそっくりそのまま搭載し、セダンならではユーティリティスペースを十分に備えるのが、M3セダンなのだから。

クチの悪い人に言わせれば、クーペに比べ車重が25㎏重いとか、カーボンルーフが未採用だとか、セダンなのに2ペダル仕様がないだとか、あげつらうことはできるだろうが、セダンが有する快適性の前では、いずれもそれこそ些細なことだ。

特に後席周辺のスペースはまさに必要十分なもので、ヘッドクリアランス不足による圧迫感や足元のスペース不足による不快感も感じられない。話題が少々後席中心になるのもやはりセダンであるがゆえのことだ。

そのルックスにも注目したい。ボディサイドのエアアウトレットにはM3のロゴを活かしつつ、デザインされたサイドマーカーがあり、ボンネットにはそれこそ大きなパワードームが存在する。左右2本だしのマフラーはアンダーカバーから突き出るようなデザイン。これらはクーペと同様のデザインとされるが、むかし流に言えば「羊を皮を被った狼」とも言える。国内デビューに関してはまだ微妙のようだが、欧州、北米では近々には? というのがもっぱらの噂さだ。このM3セダン同様にスポーティ色が強いのが Concept 1Series till。ドライビングプレジャーをストレートに表現するモデルと言えよう。

一方で、BMWモデルの近未来を象徴しているのが電気モーター+エンジンという動力を独自の2モード・アクティブ・トランスミッションで制御するX6アクティブハイブリッド。そして水素とガソリンとのバイ・フューエルシステムを採用ハイドロゲン7。方やハイブリッド、方やバイ・フューエルという違いはあるにせよ、両車ともに代替燃料を強く意識したモデルであり、近い将来最も身近になるクルマと言えそうだ。

BMWのブースには車両展示の他にも、同社のエポック的なエンジンの展示やバイクの展示などもあり「駈けぬける歓び」を実践する展示が内容と言えるだろう。

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