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VWゴルフファン:VOLKSWAGEN GOLF GT TSI
「Das Auto=これが新の車です。」という自答。このフレーズをキーワードとし節目となる今回の東京モーターショーに用いたVW。近い将来訪れる化石燃料の枯渇を強く意識し、過渡期にある“今”だから求められ、実現可能なアイディア、テクノロジー、モデル……が、ブースにはちりばめられていた。特に軽自動車を一回り大きくした「スペースUP! 」こそはシティコミューターに求められるテーマを余すことなく盛り込んだ1台だ。
イケメンになったこれからのSTD。ゴルフGTに注目。
東京モーターショーにおけるVWのトピックと言えば、やはり最も国内デビューが待たれるティグアンだ。コンパクトSUVと言われるカテゴリーに投入されるティグアンは、ゴルフⅤのプラットフォームを使い、TSI、TDIという2タイプ、3モデルのエンジン構成に加え、一部グレードでは未舗装路での動力性能もウリとするハードな一面も備える。これでトゥアレグにも弟ができ「VWのSUVシリーズ」の幕開けとなる。もちろん、現時点では日本向けのラインナップや導入時期に関しては未定だが、国内でも好調なこのカテゴリーに一石を投じることは明らかだ。他にも3.6リッター、300psのハイパフォーマー「パサートヴァリアントR36」はスポーツ心を刺激するワゴン。こちらの国内デビューも気になるところだ。
さて今回、本企画の主旨でもある「私が気になった1台」は、ゴルフのGT TSIとさせていただいた。まずはその外観。国内導入直後の'07年2月時点では、特にGTIとの差別化のためフロントバンパーをボディ同色としたり、フロントグリルのデザインをあえてハニカムとしなかったりと、全体的に野暮ったい印象が拭えなかった。これをGTI同様にフロントバンパーはブラックアウトされ、フロントスポイラーのアゴ部分をボディ同色としたことで、GTIとは異なるスポーティな雰囲気を備えた。元々1.4リッターの小排気量ながら、ターボ+スーパーチャージャーというハイパフォーマンスユニット、TSIを積むだけにこういった細工は、ワタクシをはじめとする昔ながらのクルマ好きのツボを抑えた変更と言えるだろう。
と、同時にブース中央に置かれた「7速のDSGユニット」も印象的だった。そのコンパクトさは、明日にでも搭載可能なサイズにまで落としこまれ、TSIユニットとのコラボを想像すると、高燃費でありつつスポーツ心をも満足させる、次期ゴルフGT? にこそふさわしい組み合わせに思えてくる。
「枯渇するだろう、化石燃料を有効に使う」ことが、現在のVWの志向ベースであり、これを実践しているのがTSIユニット。そしてこの動力を最も有効活用できるのがDSG。この組み合わせこそが、今のVWらしさの現れでもある。やはりVWのアイデンティティはゴルフにあり、この流れの源流になっているのが、ゴルフGTであることから、最も気になった1台とさせていただいた。









