東京モーターショー2007

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ロードライダー:YAMAHA XS-V1 Sakura

ヤマハがショー直前に発表した、いわゆるサプライズモデルがこのXS-V1サクラ。'70年発売の名車・XS-1に和のテイストを織り込んだデザインと、空冷Vツインエンジンをダイヤモンドフレームに搭載する全体パッケージで、ヤマハの歴史と企業理念を表現したコンセプトバイクなのだとか。ボクらが取材したプレスデーにはヤマハブースのほぼセンターに置かれたこのバイク、まさにサクラの花のような華やかさで来場者を釘付けにしてましたよ。



ヤマハはかつて、飛行機のプロペラも作ってたって!

同じくヤマハブースの注目の1台としてご紹介した新VMAXとは逆のベクトル。ヤマハ初の4ストロークモデルで排気量650㏄のXS-1の名を戴き、シンプルでレトロモダンな造形美に和のテイストを採り入れた、1000㏄Vツインロードスターです。

デザインをまとめたGKデザインの一条取締役によれば、レトロテイストに過去を見るだけでなく、日本人のモノ作りの巧みさ、プライドも表現したそう。シリンダーヘッド部に結晶塗装が施されたエンジンなど、まさに宝石を見るかのごとき輝きを放ち、日本人のアイデア、技術力の高さをアピール。メーターまわりの造形はXS-1がモチーフですが、現代風に薄型アレンジ。その美しさも倍加しています。そしてデザインの妙味が分かるのはヘッドライト部。プロジェクターライトを中心に、リフレクターの独特な配置で造形美を織りなし、よく見れば3本のフィン風カットも……。「ヤマハ発動機はかつて航空機用プロペラを製造していたことを表現しています。ヘッドライトはそのプロペラ機の星型エンジンがモチーフ」(一条さん)と。全体のイメージは日本人の持つ自然観、中でも“風”。スーパースポーツ車が追求するCd値うんぬん……といったエアロダイナミクスではなく、風のように流れるストリームラインをバイク全体で表現している、とも仰ってましたよ。

さて、現実面に目を戻せば、このXS-V1 Sakuraや同じく当欄でご紹介のホンダCB1100Rなんてバイクにはがんばって市販にこぎ着けてもらいたいところ。ここのところのバイク業界、どうやら排ガスや騒音対策としてエンジンの水冷化、騒音部分はフルカバードの方向に向かっていて、鉄馬の趣きからは離れつつあるのが現状。どれもこれもAKIRAで見たようなスクーターバイクになったらツマラナイ--って思うのはボクがオジサンだからでしょうか? これならSRみたいにチューニングもドレスアップもたっぷり楽しめそうだもの。

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